39歳の専業主婦です。4歳の女児と1歳10か月女児の育児中です。
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家事よりも育児を優先と決めたらラク
第1子を出産し、初めての育児に試行錯誤していました。娘は乳児の頃から所謂「癇の虫」が強いタイプで。眠りが浅く、抱っこしていないと泣く、人見知りが激しい、ママ以外の人に抱かれると泣く等、とにかく手がかかりました。
このためこのままだと私自身の気持ちが滅入ってしまうと感じ、外の世界に身を置くことにしました。1歳を過ぎ歩けるようになる頃には、天気が良い日は公園へ、雨の日は児童館や支援センターへと出向くことが日課となっていました。
しかし、外へ出かけるということは、家にいる時間が減る、その分、家事がおろそかになるということです。幸い夫は家事にとても寛容で、部屋なんて散らかっていてもいいじゃん、ご飯は白米を食べられればいいじゃんと言ってくれる人だったので、ありがたくその言葉に甘え、家事よりも育児に専念させてもらうことができました。
料理だけは家族に手作りを食べさせたい
とはいっても、「食事」に関しては、手を抜きたくないという気持ちが私の中にありました。子供の食事バランスをきちんと保ってあげたいという気持ちがあったからです。現在二人目ができて、一人目のときは神経質になりすぎていたなぁと思いますが・・・
専業主婦という立場から、惣菜等を使わずに料理をしなければ!という勝手な思い込みもありました。育児優先で家事の時間があまり取れない、でも料理はしっかりやりたい・・・この矛盾するような現状と思いのジレンマで、毎日料理がとても憂鬱でした。
子供の食事バランスを整えるために、3食手作りしたい気持ちがありました。しかし毎食きちんと作っている時間がない。このため、初めは子供が寝た後に作り置きをしていました。
でもこれが余計に気持ちを憂鬱にさせました。子供が寝て、ようやくゆっくりできる自分の時間!!なのにキッチンに立つ。寝かしつけた後も仕事があると思うと泣きたくなりました。
料理の作りおきをしたら1日キッチンにいることに・・
朝も昼も夕もキッチンに立って御飯の準備、片づけの繰り返し。これでは本当に一日中キッチンに立っているような状況です。その上、娘はままごとが大好きで、常に相手をして欲しがります。娘の遊び相手をしながらキッチンへ行ったり来たりすることは相当ストレスでした。
そこで、キッチンに「しっかり」立つのは1日1回と決めました。私の場合は朝ご飯の片づけを始めてから30~40分程度(子供がEテレを鑑賞している間)です。その間に昼と夕飯を一緒に作ってしまうという作戦を考えました。
まず、料理にとりかかるまでにかかる時間を削減するため、前日に翌日の献立を決めておきます。これはとても重要です。料理をするにあたり、献立を考えている時間が長く、冷蔵庫の中身を確認したり、クックパッドでメニューを検索したり…と、考えている時間が長いことに気づいたからです。
また、料理に取り掛かる際には、昼食夕食関係なく、昼も夜も併せて作る。そんなに短時間で何品も作れないと思うかもしれませんが、意外や意外、朝、昼、夜と何回も包丁やまな板を出したり戻したり、洗ったりするよりも、一気に全部切って、炒めてしまう方が時短になるのです。
料理の時短。昼と夜の食事を同時に作るやり方
例えば、夕食が「焼き魚、切り干し大根の煮物、豚汁」昼食は「オムライス」というメニューを考えたとします。
まず、その日に使う肉類をレンジ解凍。その間にその日に使う野菜を全部切る。これで15分~20分です。残りの10~20分で調理します。我が家のIHは2つまで調理できるので、切干大根とオムライスを同時進行で作ります。
切干は炒めた後だし汁と調味料を入れて10分程度放っておけばいいので、調理時間は炒める時間だけ考え5分程度。あとはだし汁と調味料を入れて時間まで放置。その間にオムライスの中のチキンライスを作ります。卵は食べる直前に巻けばでいいでしょう。
そして、どちらか空いた調理台の方で、豚汁を作ります。これも食材を炒めてしまえば、あとはだし汁を入れて煮込めばいいだけなので、実質キッチンに立って調理している時間は10分未満でしょう。
料理の時短で気持ちと時間に余裕が生まれました
煮込んでいる間は掃除機をかけたり、お風呂を掃除したりと他の家事に手を回します。
このように1品1品を考えると時間がかかる気がしますが、献立を決める作業と切る作業がクリアできれば、調理する時間はそれほどかかりません。
この仕組みに変えてから、自分の気持ちに余裕ができました。午前中、公園から帰ってくるとすでにほとんど料理ができているので、子供を待たせることもありません。
そして、その後子供を昼寝させてしまえば、夕飯も作り終わっているので自分の時間を持つことができます。しかも、きちんと食事を作っているため、自己満足ですが気持ちに後ろめたさもありません。