料理の時短

朝のひと工夫で夜ごはん作りがラク。楽々時短料理のやり方

仕事を始めて料理のやり方を見直すことに

2の息子と二人暮らしの50歳女性、仕事にも家事にも奮闘中です。

長年の専業主婦から、突然外に働きに出るようになったので、当然家事の時間が足りなくなり、掃除も洗濯もおろそかになりがちだったのです。

育ち盛りの息子に、インスタント食品ばかり食べさせるのは、母親としてゆるせない!ということで、おいしいご飯を食べさせるために、のんびり屋で時間がすぐ足りなくなる私ががんばって時短に励みました。

お助け時短食材はかたまり肉

私の料理の時短アイディアはずばり、朝ご飯を作りながら、晩ご飯の準備をしちゃうのです。お助けアイテムは、かたまり肉です。トリ胸肉だとサラダチキン。豚バラ肉だと塩豚かチャーシューにします。お財布が許すときには牛ももかたまり肉で、なんちゃってローストビーフ。

こういうメインが一つあれば暗くなってから仕事から帰っても、腹減り大臣(笑)の息子でも大騒ぎになる前に食事を始められるのです。

鶏むね肉の場合 まず1個のフライパンで野菜のきんぴらやウインナー炒めなどをして

お弁当&朝食の準備をします。きんぴらはお汁にも使うので多めに。うちはコンロが2口なので残りの1個のコンロで圧力鍋に水と塩をひとつまみ。

圧力鍋を使って、ひと手間で何品も作れる

圧力鍋でお湯を沸かしている間にビニール袋に入れた鶏肉に塩こしょうハーブを放り込んでモミモミします。大小ザクザクと切った野菜(そのとき冷蔵庫にあるものでOK!)を一緒に沸騰した鍋に入れます。塩こしょうにハーブをすり込んだ鶏肉はラップにぴっちりくるんで、さっき使ったビニール袋に戻し、できるだけ空気を抜いてからギュッと2回袋を縛ります。

野菜とお湯がぐらぐら踊っている中に空気を抜いてしっかり縛った鶏肉を投入。蓋をしたら、強火のままでもう一つの同時進行中のフライパンを仕上げて卵を焼いたら、お弁当も完成。きんぴらを少しとっておいたら小鍋に移して水とだしの素を入れ、沸騰したら味噌を入れてみそ汁も完成!

圧力は1分くらいで火を止めて、そのまま夕方まで放置します。夕方仕事から帰ったら、圧力鍋からビニール入りの鶏肉を取り出します。ビニール、ラップをはがしてスライスしたら、サラダチキンのできあがり。一緒に鍋に放り込んだ野菜もお皿に添えたら栄養バランスばっちりの夕食になります。おっと、ご飯のスイッチを入れるときに時々「松茸の味お吸い物」を一緒に放り込めば、豪華松茸の味ご飯です。

野菜のゆで汁はブイヨンとウインナを足せばしっかり味しみポトフだってできちゃいます。野菜は几帳面にきっちり切らなくてもいいのです。大きいのはおかずに、小さいのはスープの浮き実になりますから。

時短でもバランスのとれた食事を作れるように

私はのんびりしていて、今まで食事作りにも結構時間をかけていました。仕事を始めたら、7時、8時になってへとへと状態でご飯なんて無理~!と思っていました。

でも夕食づくりの時にしか使ったことのなかった圧力鍋を、朝食時に使うようになって、時短でしかも栄養バランスを考えた食事を家族に食べさせられるようになりました。

当たり前のことかもしれませんが、口に入るものって本当に大切です。これからもおいしくて簡単に家事をがんばろうと思っています。