「家事うつ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
聞いたことはないけれど「もしかして私、それかもしれない」と感じるという人も多いかもしれませんね。
私も実は家事うつに悩まされていた一人です。
今思えば軽い症状だったかもしれません、「理由なくイライラする」「追い込まれているような気分になる」「どうしても家事に手がつかない」など、しかしそこに気付いたからこそ家事うつを何とか克服したと思っています。
現代を生きる主婦は家事うつを発症しやすいのかな、と思い、私が取り組んだことをご紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。
好きな場所から読む
家事うつの原因
家事うつの原因は様々なことが積み重なっているのではないでしょうか。
共働きの家庭が増え、一昔前よりも女性の毎日の負担が増えたことも一つの原因でしょう。
仕事も適当にできるものではありませし、「仕事自体を私は楽しい、生き甲斐!」とも感じていたので、もちろん手を抜くなんてことはしませんでした。
しかし自宅に帰れば家事が待っています。
私の場合、夫よりも先に帰宅することから、家事の多くはどうしても私が担当していましたし、「これは私の仕事、私がしなければ誰がする?」という気持ちでした。
性格も家事うつには関係するのかもしれません。
完璧を求めていた節もあり、そこに育児が加わり、私は家事うつを発症したようでした。
家事ストレスから「家事いやだな」「ここから逃げ出したいな」と思い、一切の家事が手につかなくなってしまったのです。
夫は休日や早く帰宅できた時には手伝ってくれていたのですが、それでも私のキャパを超えてしまったのでしょうね。
家事うつは無理は禁物
家事うつになった場合、オフへの考え方が重要になります。
家事をしなければいけないのは女性だけではありませんし、一日家事をしなくても実はそう困るようなことはないのです。
「家事いや!でも家事が溜まるのもいや!」と私も思っていましたが、休日など夫がいる時にそれを実行していました。
最低限の家事のみ夫にしてもらい、後は「やらなくちゃ!」という気持ちから解放させるのです。
たとえば家族旅行に行く際など、家にいない間は何もしないものですよね。
自宅にいてもいなくても、一日くらい全ての家事をする必要はないんだなと感じられました。
そのために私が実行したことをご紹介します。
家事うつになった時の3つの対処法
家事うつの対処法①食事は工夫次第で楽になる
いくら家事うつになっても、お腹が空いてしまえば余計にイライラしてしまうでしょう。
しかし、手作りだけが食事ではありませんよね?
お弁当やお惣菜を買ってきてもいいですし、外食をしてもいいのです。
「キッチンに立ちたくない」と思えば、工夫次第で食事はとれますので食べたいものを準備しましょう。
時には「あなたの作ったチャーハンが食べたいな」と夫に作ってもらうのも一つの方法です。
私の場合、実母が近くに住んでいたので実家に夫と帰り、温かいご飯を食べさせてもらえることもありました。
食事は後片付けまで考えると、面倒になる人も多いでしょう。
我が家には食洗機がありますので、それは「あって良かったな」と思えるアイテムです。
家事うつの対処法②掃除は便利アイテムも活用しよう
一日、掃除をしなくてもそう埃が多く溜まることはありません。
無理にする必要はないのです。
最近はルンバで勝手にお掃除してくれる家電もありますので、活用を検討してもいいかもしれません。
・家事うつの対処法③洗濯で手間を軽減
私は家事うつになった時には、洗濯機を買い換えました。
洗濯だけではありませんが、最近の家電は便利なものが増えました。
家事をする人の負担を軽減させるものも多く、私が買い換えた「乾燥機付きの洗濯機」はその代名詞かもしれません。
家事うつという人だけではなく、共働きで十分に家事にあてる時間がないという人の多くも活用しています。
洗濯機のボタンをポンでふっくらと乾燥までしてくれて、余計な手間がありませんので私だけではなく夫も喜んでしてくれていました。
家事うつで「これは便利だな」と思ったサービス
家事うつを経験して、「もしまた発症したらどうしよう」という不安な気持ちは私の中にずっとありました。
そこで、色々と調べて「これは家事うつになった時に便利だな」と思ったサービスやアイテムをご紹介します。
家事うつではなくても我が家のように共働きで「面倒だな」「家事いやだな」と感じている方にも参考になるかなと思いますので、良かったら取り入れてみてくださいね。
家事うつにおすすめのサービス①ホームヘルパーの活用
ホームヘルパーと聞くと介護を想像しますが、実は主婦の味方にもなってくれるそうです。
自宅内のことを手助けしてくれるサービスですから、老人介護だけの世界ではないんですね。
地域のシルバー派遣などを使うことも出来て、1時間800円くらいから利用できるサービスです。
掃除や買い物、料理まで、相談してお願いを受けてくれたことならば、家事を私に変わってしてくれるサービス。
したくないからと言って家事をずっと放置することは実際には出来ないですよね。
私も家事うつの時には、溜まる家事を見て余計に辛くなったりイライラしたりしました。
しかし、ホームヘルパーを活用することでそんな悩みも解決です。
家政婦さんというほど重苦しいものではなく、お願いしたことだけをきちんとしてくれると口コミで利用が広がっています。
週に数回だけでも、あなたの代わりに家事をしてくれる人がいればそれだけでも、家事から逃れられ、平穏な気持ちで毎日を過ごせ、そして症状も改善していくでしょう。
家事うつにおすすめのサービス②ネットショッピングで楽々
あの頃の私は、慣れない育児と育休明けということで頭が固かったのかもしれません。
何でも購入するものは、お店まで足を運び、自分の目で見て買うという以外の選択肢がありませんでしたが、今はネットの時代です。
ネットショッピングを活用することで、必要なものは何でも揃います。
家事うつは、自宅から出ることだけでもとても精神的に辛いものでした。
しかし、食事を作るにしても、生活を送ることを考えても買い物をしないわけにはいきません。
トイレットペーパーなど生活必需品はここでは数え上げられないくらいありますので、あの時ネットショッピングを活用していれば、「心を休めることが出来たのになぁ」と感じます。
今では、重いお水などはネットショッピングを上手く使って、自分に負担があまりないように気をつけています。
小さな子供がいれば一緒に買い物に行くだけでも大変ですから、ぜひ検討してみてくださいね。
家事うつにおすすめのサービス③形状記憶スーツがアイロンいらず
家事には大きなものから小さなものまでたくさんこなさなければならないことがあります。
その内の一つ、私が家事うつの時、どうしても困難だったことがアイロンがけです。
アイロンを必要としていたのは旦那のワイシャツだったのですが、したくないからと言って、皺くちゃのまま出勤してもらうわけにもいきません。
アイロン、アイロン台をセッティングして、細かいしわ伸ばしに気を配って…という作業が億劫で仕方なかったのです。
そんな時、形状記憶のスーツやシャツならばアイロンいらずだったのです。
どうしてそこに気付かなかったのか、あの時の自分は目の前のことに辛さしか感じていなかったので仕方ありませんが、形状記憶の衣類は断然主婦の手間を省いてくれる優れものですよ。
細かいところだからこそ、より良いアイテムがないか探してみると、世の中には便利なものがたくさんあるものです。