この本はタイトルに控えれて即決購入しました。
私も子ども3人。働く母。もう、この条件だけで引き寄せられますよね。
3人目が生まれたばかりのころ、私は最大の家事量に悩まされていました。
毎日大量にでる山積みの洗濯物。片づけてもすぐまた散らかる部屋。安全でおいしいご飯を家族に食べさせたいという理想はあるのに、今晩の献立が決まらない。手間をかける時間がない。がんばっているけれど、日々やるべきことをこなすのが精いっぱい。毎日忙しく、やらないきゃいけないことが沢山あるのにこなしきれない。
え、これ、私のこと????
と思った方は多いはず!
そう、尾崎さんは二級建築士、インテリアコーディネーター、収納アドバイザーとすごい実力をお持ちなんですが、「はじめ」にも書かれていた当初の家事に追われる様子は本当に共感できることばかり。
やっぱりすごい資格を持っている方でも、悩みは一緒なのね。と安心を覚えつつ、この方がどうやって解決したのか?気になりました。
他の家事本と大きく違うのは「建設的かつ論理的」ということ。
おそらく、著者の仕事柄、性格もあるのでしょうが解決に至るまでの方法がとーっても論理的なんですよね。数学的思考というのか。
逆に、論理的だからこそ理由に納得。取り入れやすかったです。(*^^*)
この本に限っては、最初の章から順番に読んでいくほうが取り組みやすいと思いました!順番に章ごとのトピックをご紹介します!
好きな場所から読む
大切な家事に集中するためのSTEP
まずはやみくもに家事を減らすのではなく、自分の大事にしたいものを見つけて「しなくていいことに気づく」「決めた事だけに労力・時間をつかう」というカッコイイ理論。
たしかに。なんで家事を減らしたいかって、大事なことに時間を使いたいからですよね。それがわかれば、やる気もアップします!
なので、家事本なのですが、いきなり家事テクニックの紹介ではなく自分の大切なことを思い描くことがSTEP1となっています!
STEP1大切なことを思い描く
STEP2しなくていいことに気づく
STEP3優先順位を決める
STEP4「やりたい」モチベーションを確かめる。
STEP5決めたことだけに労力・時間を使う
STEP6何に時間を使っているか書き出してみよう
そもそも、なんで家事を楽にして時間を作りたいのか?ということ。大変だから、ではなく時間と労力に余裕ができたらやりたいことがあるんじゃないの?というのを思い出させてくれるSTEPです。
たしかに、著者と同じ境地に達しなくても、自分が必要だと思える時間が確保できる分量にまで家事を減らせれば十分ですよね。ミニマリストになりたいわけでもなく。
こういった本を読む方って、やはり家族とゆっくりしたいと思って手に取る方も多いだろうなと思うと、最初の章は飛ばさずにぜひ、取り組みたいなと思いました。
STEP6では家事ごとの時間を書き出すということで、著者が利用しているエクセルの表が・・・・・平日と週末に分けで時間帯ごとの家事にどれだけ時間がかかっているのか書き出してあるのですが、すごい!!!!
ご自分でこの表をつくるのはハードルが高い場合は著者の表を参考にさせていただきましょう!
家事のパフォーマンスを上げる方法
パフォーマンスってすごいですよね、かっこいい・・・・要は家事を時短でこなすためのコツが紹介されています。
その後の章がより具体的な時短方法。それを編み出したコツだけが先に紹介されています。このコツを知っておくと自分流にアレンジできるかもしれないですね。
特に、そうだよね!と思ったコツは「得意なことだけする」「最短動線でやる」「ひとつだけやる」など、自分では思いつかなかったポイントでした。
週末5分 献立を考える
次の章では、『追われないための台所仕事』として、週末やることが書かれています。働くお母さんが平日楽をするために週末やるべきこと、ということですね。
特に、印象的だったのが5分で献立を考える。ってこと!!
え?1週間分の献立を5分で決められるの????と思ったのですが、そのコツにも掲載されていますよ!
この章では、コラムと称して、具体的なレシピやコツが紹介されています!作業動線、一週間分のつくりおき詳細、とか!まさに、それ知りたかったんです!という内容が満載です
掃除、洗濯・・・汚れをためず心地よく暮らす
次に掃除と洗濯!ここにも働くお母さんの参考になること満載。ポイントは平日と週末でやること分けるということ。
これがお母さんには嬉しいですよね。平日は子どもの寝る時間を死守するために、もう必死ですからねー・・・・
それぞれ、平日と週末にわけで居室掃除・台所掃除・トイレ掃除・玄関掃除・洗面所掃除・浴室掃除など家中、網羅されています。
さらに、お母さんだなーと思うのが「情報整理」。紙類とかの整理整頓も紹介されています。
意外と大事なお知らせがペラっと紙でくるんですよね!学校って!
これが3人分あると、まず手紙を出してもらう事から始めなければいけないので結構な労力です。でも、これも家事の中に入っているのが共感できる部分ですよね。
まとめ
とにかく、この本は隅から隅まで、情報がびっしりです!!!情報が濃すぎて、私も何回も読みなおして、あ、今回はこれだけやってみようと少しずつ取り入れています。
いきなりこの通りだと逆に大変かもしれないですが、逆に手元に置いて、辞書のように使っていきたい本です。